2025/10/07 13:58

工藝好き、民藝好きには言わずと知れた人気アイテム「ノッティング」。
手仕事できちんと織られたこのウールの椅子敷、座って心地よいだけでなく目で見て楽しいデザインもまた、その魅力のひとつです。
この度マルクトスコレーでは、「工房コトリと」さわみささんのノッティングを期間限定でご紹介できることとなりました。

工房コトリと
「暮らしになじむ椅子敷 ノッティング」

日時:2025/11/1 sat.-11 tue.(5, 6, 7 定休)
   12:00-18:00
場所:MARKT SCHOLĒ(マルクトスコレー)
   福岡県糸島市二丈深江8-3-10

工房コトリと @ko_torito

ノッティングと言えば倉敷ですが、さわさんは全てオリジナル図案で織っています。
10年ほど前から独学でノッティングをはじめ、試行錯誤しながらクラフトフェアへの出展などを経て、昨年には日本民藝館展に準入選も果たしました。
これはきちんとした仕事である証しと言えます。

倉敷本染手織研究所の研究生になればその技術は1年かけて教えてもらえますが、通える地域に住んでいない限りは住み込みが必須条件。
それは難しいけれどノッティング作りは諦めたくない、そこでさわさんは本やインターネットを調べに調べたそうです。
それでも情報が少なく分からないことがあり、最後は倉敷で実施されたワークショップに参加して、完成に至りました。

デザインのモットーは「目立ち過ぎることなく、空間に馴染み日々の暮らしに寄り添う」こと。
元々北欧のインテリアがお好きだったとのことで、さわさんのオリジナル図案には北欧と民藝のエッセンス両方が感じられます。
店主が素敵だなと感じたのも、そういったノッティング織りへの姿勢やセンスが滲み出ていたからなのでしょう。

ノッティングの素材はウールですが、1年を通してお使い頂けます。
店主も10年以上前に入手したノッティングを季節問わず、ずっと使っています。
座り心地が良いのはもちろんですが、何より視界に入る度「いいな」と思える、心を豊かにしてくれる、そういうものです。
ぜひ皆さまの暮らしにも取り入れてみてください。